平成30年3月16日(金曜)、情報システム技術科の1年生が企業見学に行ってきました。本校では実践技術者教育の一環として毎年企業見学会を実施しており、今年度は西日本電信電話株式会社(NTT西日本)様を見学させていただきました。
NTT西日本様は、従来の電話サービスに加え、企業向けネットワークサービスや個人向けサービスなど、幅広く情報化社会のインフラ分野に携わっておられます。情報システム技術科で学ぶ4本柱(※)の一つであるネットワーク分野との関連が深く、様々な機器や設備を見学させていただくことにより知見を広めるとともに、就職活動への動機付けを目的としています。
電話やデータ通信を支える通信機器などを間近で見学し、説明を聞くことができるため、学生の皆さんは興味津々で説明に聞き入っていました。更に、光ケーブルが建物の種類に応じてどのような機器を経て建物内に配線されるかについて、実物を前にした説明を行っていただきました。学生の皆さんは、情報化社会を支えている企業が取り扱う具体的な機器や設備を目の当たりにし、その規模の大きさや心づかいのきめこまやかさに感銘を受けたことと思います。また、Ozobotプログラミングや、普及型社会的対話ロボットSota(ソータ)とのコミュニケーション、カメラ映像を用いて性別や年齢の推定を行うリアルタイム画像処理のデモンストレーションなど、情報通信に関わる幅広い体験をさせていただきました。
就職活動が本格的に始まりましたが。今回の企業見学会が学生の皆さんにとって自分の進路について視野を広げるための一助になればと教員一同願っております。
文末になりましたが、お忙しい中、私たちの見学会をご準備いただきましたNTT西日本様に、心より御礼申し上げます。
(※)
現代の情報システムはネットワークで接続されたコンピュータ、カメラに代表されるセンサ類、そしてデータベースを含む様々なソフトウェアによって構成されており、情報システム技術科では高度情報化社会を支える様々な企業で活躍できる技術者の育成を目指しています。本学科ではまず、プログラミング・データベース・ネットワーク・半導体デバイスを基礎から学びます。そして、これらの技術のさらなる応用や、組み合わせにより構成される実践的な情報システムの設計・構築・管理に関する技術を習得します。