本校では「機構設計実習」や「精密機器製作実習」の授業科目で、3Dプリンタを使って製品開発に取り組みます。
学生は、考案したメカニズムや製品を3DCADで描いたら、直ぐに3Dプリンタで形にすることができます。
1年生は、ものづくりの基礎教育で学び、2年生は、卒業研究で装置の試作に取り組みます。
【3Dプリンタとは】
コンピュータで設計した機械部品を簡単に成形することができます。
プラスチックを溶かして積み上げて製品をつくります。近年は、金属で成形できる3Dプリンタも登場しています。

【卒業研究の取組み例:多足歩行機構製作について】
ロボットを製作する卒業研究の事前教育として、3Dプリンタを使って多足歩行機構の製作に取り組みました。
多足歩行はリンク機構を用いており、テオヤンセンという人が考案した機構を参考にしています。
テオヤンセン機構は、リンクの長さを計算して調整することで擬似直線を作り出すことができ、スムーズな歩行動作を可能とします。
※ シミュレーション動画は、こちらをクリック→ https://youtu.be/TR9mmyBVv1Q
(外部リンク)
※ 歩行動画は、こちらをクリック→
https://youtu.be/WdLD6yglHtM
(外部リンク)
テオヤンセン機構は、足の数が多いほど、転倒しない滑らかな動作となります。現在、六足、八足のものも製作中です。
機械系の学科では、自分の発想をコンピュータで描き、3DプリンタやNC工作機械で形にすることができます。