8月27日(日曜日)、小学校向けの体験教室を開催しました。今回参加したのは大津町立美咲野小学校の6年3組の児童とその保護者67名で、4グループに分かれて本校の各科の体験コーナーをまわってもらいました。
本校の学生17名もサポートを務め、ロボットやコンピュータの操作を手伝ったり、質問に答えたりしました。
精密機械技術科のコーナーでは、卒業研究で製作した簡易射出成形機を使ってくまモンブローチの製作体験を行いました。
300度で熱せられドロドロに溶けたプラスチックが圧力を掛けて押し出されると綺麗なくまモンに変化する様子に子どもたちは驚いていました。
この体験を通して普段何気なく使っているプラスチック製品にも興味が湧いてきたようです。
 |
(簡易射出成形機を使ってくまモンブローチを製作しました) |
機械システム技術科のコーナーでは、工場で働くロボットの操作体験やサソリロボット(マインドストーム)のプログラミング操作体験を行いました。
柔らかいゼリーを潰すことなく掴むロボットにびっくりしたり、サソリロボットが毒針で刺す動きをプログラムで操作できることを体験したり、「ロボットの仕組みをもっと知りたい」、「自分でロボットを作りたくなった」と未来のロボット技術者を目指したくなった子どももいました。
 |  |
(ゼリーつかみロボット) | (サソリロボットプログラミング) |
電子システム技術科のコーナーでは電気がなくでもLEDがピカピカ光る「フリフリLED」製作体験を行ないました。
身の回りの電気が発電所で作られる仕組みをコイルと磁石で再現した実演では、磁石が動くたびに電流計の針が振れるのを見て「電気だ!」と簡単に電気がつくられることに目を丸くしていました。
アンケートでは、「コイルと磁石は離れているのになぜ電気が通るのか?」「LEDはなぜ光るのか?」「電磁誘導とは?」など、一番不思議が多い体験学習となっていました。
 |
(磁石を動かしてLEDを光らせる) |
情報システム技術科のコーナーではScratchによるプログラミングとマインクラフトを体験しました。
Scratchを使って鬼ごっこゲームの作成を体験した子どもたちは、プログラミングに興味を持ってくれたようです。またマインクラフト体験では、仮想空間の中で友達と協力しながら自分たちの家を作り上げていました。子どもたちは「もっと体験したかった」と話していました。
 |  |
(Scratchによるプログラミング) | (マインクラフトによるゲーム) |
この他、くまモンロボットによるサッカー、タブレットで操作するボール型のロボットSphero、会話するAIロボット、ヴァーチャルリアリティなども体験してもらいました。
 |  |
(会話するAIロボット) | (バーチャルリアリティ体験) |
参加した子どもたちも楽しんでくれたようで、夏休み最後の良い思い出になったことと思います。
本校では10月29日(日曜日)に技短祭とオープンキャンパスを開催します。「ものづくり」に興味がある方はぜひ本校に遊びに来てください。