平成30年8月3日(金曜日)、県立教育センター主催の県立学校中堅教諭等資質向上研修第3回教科等指導研修が、熊本県立技術短期大学校で開催されました。
毎年、県立学校教諭の知識、技能向上として本校で実施されており、今回は県立学校教諭8名の皆様に機械系、電子情報系2コースの講義・実習を準備しました。機械系では「3DCADの利用法と材料の熱的特性実験」、電子情報系では「Pythonによるデータ処理入門」(Pythonは、今注目の機械学習、IoT、ビッグデータなど様々な用途での活用が注目されているプログラム言語です)。
講義は両コースともパソコンを利用した実習の授業で、普段教える立場の先生たちが今回ばかりは生徒になりました。先生方は皆さん熱心で、集中力があり、パソコンの使用にも習熟されているため、どの実習もスムーズに進めることができました。
講義終了後は、本校の里中校長が「これからの工業教育・工学教育」と題し講演しました。教員のミッションである人材教育について、熊本大学での40年の教育経験から得た“現実は厳しい”という話やこれから先、時代と伴に変化していく将来の教育について語り、最後に「皆さんの熱意と行動力で、生徒に元気を、自信を、そして夢を与えてください。先生方が諦めない限り、生徒は前進していきます。」という激励の言葉を賜りました。
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開会式 | 「Pythonによるデータ処理入門」 |
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「3DCADの利用法と材料の熱的特性実験」 |
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「これからの工業教育・工学教育」 | 閉会式 |