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精密機械技術科の教育の特徴

最終更新日:

デジタル機器を使いこなせる技術者を育てます
~人のために役立つものをつくる、考えるのは人間、考える人間を育てます~


機械技術というと、油にまみれて機械装置をつくったり、修理したりするイメージがあるかもしれません。

しかし、いまや「ものづくり」は、コンピュータをはじめとしたデジタル機器を使いこなす仕事になっています。


ここでは、精密機械技術科の3つの教育の特徴を紹介します。

  1. 自分の発想を形にする ~ 3Dデザインと3Dプリンタ ~

  2. 本格的なデジタル機器を設置 ~誰でも基礎から応用まで身に付けることができます~

  3. 実践技術者のための製作課題実習 ~PDCAサイクルで、より付加価値の高い製品づくり~

 

特徴1 自分の発想を形にする
 ~ 3Dデザインと3Dプリンタ ~


精密機械技術科では、3Dデザインソフトを使用して様々なモデルをデザインし、3Dプリンタで試作する実習を行っています。

3Dデザインソフトを用いると、自分が考えた色々なアイデアをデザインできます。また、創意工夫を加えることで作りたいものにより近づけていくことができます。こうしてデザインしたものは3Dプリンタですぐに試作することができるので、自分のデザインしたものを製品化することの楽しさを体験できます。

このような実習は、工業製品をデザインすることにつながります。

「自分がデザインした製品や部品が全世界で使われる」そんなことを想像すると、ワクワクしてきませんか?


  • CAD

                                                  

特徴2 本格的なデジタル機器を設置
 ~誰でも基礎から応用まで身に付けることができます~


コンピュータで制御された機械での作業はプログラムがあれば、同じ動作を正確に繰り返すことができます。

しかし、その仕組みや作業内容の基礎をよく理解していなければ、プログラムを作成したり、装置を使いこなすことができません。

本科では、「ものづくり」を基礎から実際のものづくりの現場で使える応用まで身につけることができます。普通科や商業科、農業高校出身者であっても「ものづくり」に興味があれば大丈夫です。

加工技術と測定技術の基礎と応用の例について、下の画像でご紹介します。


加工技術の例

  • MC



測定技術の例

  • 3D測定


特徴3 実践技術者のための製作課題実習
 ~PDCAサイクルで、より付加価値の高い製品づくり~


 2年生になると、少人数のグループで機械装置を設計製作する実習があります。この実習は、PDCAサイクルにより、与えられた期間内により精度の高い製品に仕上げることが求められます。

PDCAサイクルとは、下の図のように、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことです。
  • PDCA


下の画像は、製作課題実習例です。

  • mechanism


そして、卒業研究に続きます。卒業研究では、担当教員と共に課題の解決に取り組みます。

下の左側の画像は、卒業研究で設計製作した3Dプリンタです。仕組みを考え、部品も学生自身が加工して組み上げました。コンピュータで自動制御されます。

最終的には、下の右側の画像のように、ワイングラスをきれいに成形することができました。

  • 3Dprinter
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