技短の学生は、普段一日をどのように過ごしているのでしょうか?今回は情報システム技術科2年の井野君と小山さんの二人の一日を紹介します。
朝8時10分、小山さんが登校してきました。通学手段は原付。入学直前に運転免許を取得しました。片道30分くらいかかるそうです。

8時30分、今度は井野君が登校してきました。彼は車で通学しています。やはり入学の直前に免許を取ったそうです。車の運転は最初緊張したけれど、半年くらいで慣れたとのことです。

8時40分から講義開始です。今日の1限目は数値計算実習の講義です。今回は10元連立一次方程式をコンピュータを使って解くという課題です。先生の説明を聞いた後、配布されたプリントを見ながらプログラミングをしていきます。井野君、講義の感想は?「数値計算実習はプログラミングだけでなく数学の知識も必要なので難しいけれど、そこが面白いんです。」

2限目はマイコン応用実習です。今回の実習はマイコンボード上で演算を行い、結果を液晶ディスプレイに出力するプログラミングを行ないます。今度は小山さんに感想を聞いてみました。「1年生のときに習ったプログラミング言語とはまた違うので難しいけれど、わかってくるとすごく面白いです。」

12時10分から13時10分まではお昼休みです。小山さんは学生ホールで同じ学科の女子学生5人とランチです。どんなことを話しているのですか?「講義のこととかも話しますけど、TVドラマのことをよく話します。」
一方、井野君は昼食を食べた後、空いている教室で友人たちと過ごします。楽しそうですが、何をしていますか?「友達と携帯ゲームやカードゲームをやっています。ゲームがきっかけでみんなと仲良くなれたんです。」

午後は卒業研究です。2~3人のグループに別れ、それぞれの研究テーマについて研究を行なっています。小山さんのテーマはAIです。今はAIの学習に必要な学習データを自動で出力するプログラムを作っているそうです。

井野君のテーマはコンピュータのセキュリティ。井野君は攻撃する側の立場から、防御する側が作成したセキュリティシステムの不具合を指摘する担当だそうです。

二人とも3月の発表会に向けて頑張っています。
16時40分、一日の講義が終わり、やっと放課後になりました。と、小山さんは友人とコンピュータルームに向かいます。「これから、講義で出された課題の続きをするんです。」とのこと。大変ですね。

井野君はこれから友人たちとご飯を食べに行くそうです。毎週金曜日はいつもそうしているんだとか。今日はみんなで光の森に行くそうです。

こうして技短での一日が終りました。講義や卒業研究はやっぱり大変そうですね。でも二人ともすごく楽しそうに勉強していました。何より、仲の良い友人たちと過ごすことが楽しいようです。